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タイトル: 医療従事者に対する患者暴力の記述疫学
その他のタイトル: A REVIEW OF VIOLENCE AND AGGRESSION BY PATIENTS AGAINST HEALTHCARE WORKERS
著者: 佐伯, 圭吾
車谷, 典男
岡本, 康幸
奥地, 一夫
キーワード: aggression
violence
healthcare worker
post traumatic stress disorder
発行日: 2010年12月31日
出版者: 奈良医学会
奈良県立医科大学
引用: Journal of Nara Medical Association Vol.61 No.5-6 p.127-134
抄録: 医療従事者が職場で経験する暴力被害は,精神的あるいは身体的に医療従事者に 悪影響を及ぼし,医療の質を低下させる.医師が受ける暴力被害については,英国やオースト ラリアのGeneralPractitionerや救急科医で調査されており,加害者側の危険因子としては飲酒 や薬物中毒,精神疾患,被害者側の危険因子としては医療経験が短い,女性などが挙げられて いる.しかし,多くの調査は過去1年間の暴力被害の経験者割合を指標としており,その期間 に繰り返し被害を受けた者のリスクが評価できていない.労働時間あたりの暴力被害発生率や 発生率比を用いての危険因子の検討が今後の課題である.加えて,暴力による精神的被害とし てPTSD症状やパーンアウト,職場満足度の低下が指摘されているが,妥当性が検証された質 問票でそれらを定量化する研究が今後必要と考える.
URI: http://hdl.handle.net/10564/1482
ISSN: 13450069
出現コレクション:Vol.61 No.5-6

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