電子ジャーナルバックファイル購入による書架スペース確保の事例

Abstract

奈良県立医科大学附属図書館では、昨年の円高によって出た予算の余剰で、体系的にもれなく収集できオンラインの形態で提供できるという利点を汲み、電子ジャーナルバックファイルを購入した。当館では別棟に書庫を持ち、ほとんど利用のない資料を保管していたが、2010年度より他目的で使用するため資料を図書館に移転せねばならず、早急に書架を空ける必要があった。そこで、購入したバックファイルでカバーされている資料を廃棄し、書架スペースを確保することが学内で承認されたため作業を開始した。これを機に、当館図書除却要領（除却の決定基準）に「買取等により永続的に利用が保障された電子ジャーナルの当該発行年分又は電子ブックと同一内容のもの。」という項目を盛り込んだ。